福岡市民病院の移転候補 市審議会は東区と博多区の5か所選定

老朽化に伴って移転が検討されている福岡市民病院について、市の審議会は東区と博多区のあわせて5か所を移転先の候補地に選定しました。
今後、各候補地の調査結果をもとに今年度中にも答申をとりまとめ市が移転先を決めることにしています。
老朽化が進む福岡市博多区にある福岡市民病院について、医師などの有識者による「福岡市病院事業運営審議会」は市からの諮問を受け、現在の場所での建て替えや増改築は難しいとして移転に向け候補地の検討を進めています。
審議会は300床以上が整備可能で、敷地面積が1万5000平方メートル以上が確保できることなどを条件に、検討を進めた結果、▽かしいかえん跡地や▽九大箱崎キャンパス跡地など東区と博多区のあわせて5か所を移転先の候補地に選定しました。
今後、これらの候補地から▽今の病院利用者や周辺の医療機関への影響、▽最寄りの駅までの距離といった利便性などの項目で調査を進め、8月に開かれる次の審議会で結果を公表するということです。
審議会は調査結果をもとに今年度中にも答申をとりまとめ、市が移転先を決めることにしています。