JR九州 自動券売機の約半数を新紙幣対応に切り替え 

20年ぶりとなる新たな紙幣の発行まで1週間を切りました。
JR九州の古宮洋二社長は記者会見で、合わせておよそ600台ある駅の自動券売機のうち、半数ほどを新紙幣対応に切り替えたと明らかにし、残りについても更新を急ぐ考えを示しました。
「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一の肖像をデザインした一万円札など、20年ぶりとなる新紙幣が7月3日に発行されます。
発行まで1週間を切る中、JR九州の古宮社長は27日の記者会見で、「駅の自動券売機はおよそ600台あるが、50%くらいは新紙幣対応に替えている」と述べました。
その上で、「今年度中にはおよそ90%まで、来年度の上期くらいまでにおおむね95%まで替えていく」と述べ、残りの自動券売機についても更新を急ぐ考えを示しました。
7月3日以降、新紙幣が使えない駅では必要な掲示を行うとともに、乗客には降りる駅で運賃を支払ってもらうなどの対応を促すということです。
また、古宮社長は交通系ICカードなどによるキャッシュレス決済の普及は「大賛成」とする一方、磁気付きの切符を廃止するかどうか問われると、「今のところ考えていない」と述べました。