海上保安学校門司分校で修了式 26人が新たな一歩

北九州市にある海上保安学校門司分校で修了式が行われ、半年の研修を終えた26人が海上保安官として新たな一歩を踏み出しました。
北九州市門司区にある海上保安学校門司分校では船舶や無線通信などの資格を持った人たちがことし1月から半年近く犯罪捜査や海難救助などを学び22日26人が修了式に臨みました。
式では遠田吉広分校長が「同期の絆を大切にしながら国民に信頼される海上保安官として大いに活躍してください」と激励しました。
これに対し修了生を代表して甲斐※ザキ大樹さん(36)が「熱意と向上心を持って経験と知識、能力を積み上げていきます」と決意を述べました。
修了生はきょう付けで全国各地の海上保安部や航空基地などに配属されたということで、門司分校によりますと、入校は1月と7月ですが、7月の入校予定者は13人とここ10年で最も少なく、民間企業の人気の高まりや少子化などが影響しているとみられるということです。
北九州航空基地に配属となった勝部月さん(23)は「自分のスキルやここで学んだ技能を生かして、国民の皆さんの安全や治安を守れるように頑張っていきたいです」と話していました。
門司分校の馬場真二総務課長は「来年1月の入校者の募集を今月28日まで行っているので、積極的に応募してほしいです」と話しています。