市立福岡女子高校が27年度に共学化 県内全公立高校が共学に

福岡市内唯一の公立の女子校、市立福岡女子高校が2027年度をメドに共学化されることになりました。
これにより、県内ではすべての公立高校が共学となります。
福岡市西区にある市内唯一の公立の女子校、福岡女子高校は少子化や社会ニーズの変化などから定員割れとなる学科が相次ぎ、福岡市教育委員会が設置した有識者会議ではジェンダー平等などの観点から共学化を求める指摘が出ていました。
こうした状況を踏まえ、市教育委員会は市立福岡女子高校について2027年度をメドに共学化する方針を決めました。
教育委員会は今後共学化に合わせて6つの学科を総合学科に一本化し、2年次からデザインや観光などの専門分野も学べるようにする計画です。
制服や新たな学校名は今後、検討するということです。
これにより、県内ではすべての公立高校が共学となります。
教育委員会はこのほか、城南区にある市立博多工業高校について2027年度をメドに現在の6つの学科を総合工業科に一本化する方針です。
すべての生徒が総合工業科に所属したまま専門分野については2年次から機械や建築、電子から選択できるようにするということです。