中学生に実演で事故の危険性を学んでもらう交通安全教室 古賀

通学などで自転車を利用する中学生に事故の危険性を学んでもらおうと4日、古賀市の中学校で実演を交えた交通安全教室が開かれました。
古賀市の古賀東中学校で開かれた交通安全教室には全校生徒およそ390人が2つのグループに分かれて参加しました。
このなかでは、粕屋警察署の警察官や運送会社の従業員がパトカーやトラックを使って、事故が起きる原因を視覚に訴える実演を行いました。
まずは走行中のパトカーとトラックがブレーキを踏んでから止まるまでの距離の差を見てもらいました。
生徒たちは時速40キロでブレーキを踏むとトラックのほうが長い距離が必要なことを確認していました。
続いて、自転車などの巻き込み事故の原因となるトラックの内輪差を人形を使って実験したほか、実際に生徒にトラックの運転席に乗ってもらい見えない場所、死角についても体験してもらいました。
古賀東中学校では全校生徒のおよそ9割が自転車で通学しているということで、生徒たちは真剣な様子で危険性を学んでいました。
参加した中学2年生の安武直哉さんは、「トラックの運転席からはいつも乗っている車より見えないところが多かったです。急いでいるときでも周りをみて気をつけていきたいです」と話していました。