大牟田市出身の漫画家・萩尾望都さんの作品などの企画展始まる

大牟田市出身の漫画家、萩尾望都さんの作品の魅力を知ってもらおうと、地元で作品などを集めた企画展が始まりました。
漫画家の萩尾望都さんは、大牟田市の出身で▽吸血鬼の一族の物語を描いた「ポーの一族」や▽宇宙船を舞台にしたSF作品「11人いる!」などの代表作で知られ、令和2年には大牟田市民栄誉賞を受賞しています。
大牟田市の大型商業施設では地元のファンのグループによる企画展が始まりました。
会場には、▽デビュー作「ルルとミミ」が掲載された雑誌や▽萩尾さんが作詞・作曲し、自身でも歌ったレコード、それに▽直筆のサインなどおよそ120点が展示されています。
訪れた人たちは、作品の世界や萩尾さんのこれまでの歩みを楽しんでいました。
会場を訪れた大牟田市の女性は、「本人が歌っているレコードもあり、びっくりしました」と話していました。
大牟田市の男性は「大ファンです。読んでいた当時の萩尾先生に励まされていた気持ちがよみがえりました」と話していました。
主催した「萩尾望都マンガを楽しむ会」の代表、原田誠一さんは「デビューした頃のかわいい絵がだんだん洗練されていく、萩尾さんの50年におよぶ画業を知ってもらいたいです」と話していました。
企画展は26日まで開かれています。