福岡市職員がバランスボールで健康改善へ

運動不足の職員たちがいすの代わりにバランスボールに座って仕事をして健康の改善を図る試みが、福岡市役所で行われています。
福岡市役所では5月から運動習慣のない40歳以上の職員100人がいすの代わりにバランスボールに座って仕事をしています。
福岡市によりますと、45歳ぐらいから公務上の災害が増える傾向にあり、その主な要因が転倒によるけがだということで、バランスボールによって体幹を鍛え転倒防止などを目指します。
職員たちは休憩時間にはバランスボールを使ったストレッチなどのエクササイズにも励んでいて、8月中旬に行われる筋力やバランス能力の測定会で成果を確認するということです。
40代の職員は「仕事をしながら体作りもするということで、いい機会だと思いました。始めたばかりのころは足だけでしたがだんだん、腰にも効いてきました」と話していました。
また、企画した福岡市職員健康課の松田孝子課長は、「この取り組みを通じて職員が健康になって、市民の皆さまに仕事として還元できればと思います」と話していました。