福岡県医師会 コロナ5類1年”基本的な感染対策は変わらず”

新型コロナの5類移行から1年が経過したことについて、福岡県医師会は「生活様式が戻っても基本的な感染対策は引き続き行う必要がある」と呼びかけるとともに、流行が続いているA群溶血性レンサ球菌感染症についても引き続き注意を呼びかけました。
福岡県医師会は15日、定例の記者会見を開きました。
このなかで、瀬戸裕司専務理事は新型コロナの感染者数について、5月5日までの1週間の1医療機関あたりの感染者数、2.35人について「感染者数としては低水準だが、大型連休があったので今後の推移を見たい」と述べました。
その上で、感染症法上の分類が5類に移行してから1年がたったことについて、「生活様式も以前のようになったが、感染を広げないための対策は変わらないので、マスク着用など周囲への配慮をお願いしたい」と話しました。
一方、主に子どもが感染し発熱やのどの痛みなどの症状が出る「溶連菌感染症」の一種、「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」については16週連続で警報レベルが続いています。
感染症担当の稲光毅常任理事は「過去10年間で一番の流行となっていて、今しばらくは注意が必要だ」と警戒を呼びかけました。