福岡市「アイランドシティ」に野鳥観察できる公園がオープン

福岡市が博多湾の一部を埋め立てて整備を進めている「アイランドシティ」に野鳥を観察できる施設を備えた新たな公園がオープンし、24日、セレモニーが行われました。
福岡市東区のアイランドシティに新たにオープンした公園は「アイランドシティはばたき公園」と名付けられ、敷地の3分の1にあたるおよそ4ヘクタールは人工の淡水湿地として整備され、野鳥の生息環境を守るために立ち入りが制限されています。
24日のセレモニーには地元の小学生や関係者などおよそ100人が参加し、高島市長が「今後、バードウォッチングや生き物の講座を行うなどして、いろいろなことを学べる愛される公園となってほしい」と挨拶しました。
公園の湿地には1年を通じて渡り鳥などおよそ60種類の野鳥が訪れるということで、湿地を見渡すことができる小高い丘には野鳥を観察する施設が2か所設けられ、セレモニーの出席者たちが、湿地で羽を休ませるカモやヒバリなどの野鳥を観察していました。
公園の残りのスペースには、今後、芝生広場や築山が整備される予定で、令和9年度の全体の完成を目指すということです。