福岡市で「燃える闘魂」アントニオ猪木展始まる

おととし亡くなった「燃える闘魂」、アントニオ猪木さんの日本のプロレス界に残した功績を紹介する展示会が福岡市で始まりました。
日本のプロレス界をけん引し、国会議員としても活動したアントニオ猪木さんはおととし10月、79歳で亡くなりました。
今回の展示会では猪木さんが愛用していた練習着や獲得したチャンピオンベルトのレプリカなどおよそ70点が並んでいます。
このうち1976年、「世紀の一戦」と呼ばれ、当時のプロボクシングのヘビー級チャンピオン、モハメド・アリさんとの対戦を紹介するコーナーでは、試合のおよそ1年後にアリさんから届いたという直筆の手紙が展示されています。
訪れた人たちは偉大なレスラーの功績を示す資料の数々に見入っていました。
猪木さんをまぢかで見てきた獣神サンダー・ライガーさんは、「指の先まで力を抜くなと教わりました。改めてアントニオ猪木のすごさをわかってもらえたらうれしい」と話し、報道陣に対し、「1、2、3、ダー!」という猪木さんおなじみのパフォーマンスを披露していました。
鹿児島県から訪れた40代の男性は、「小さいころから見ていたので、じーんとくるものがある。猪木さんは自分にとって青春です」と話していました。
「燃える闘魂・アントニオ猪木展」は大丸福岡天神店で来月7日まで開かれ、入場は無料で、グッズ販売などによる収益の一部は能登半島地震の被災地に寄付されることになっています。