福岡出身の陶芸家の鹿児島睦さん作品展が24日から福岡で開催

草花や動物をモチーフにした独特のデザインで人気を集める福岡市出身の陶芸家、鹿児島睦さんの展示会が24日から始まるのを前に、報道陣向けに内覧会が行われました。
鹿児島睦さん(57)は、草花や動物をモチーフにした独特のデザインで世界中で人気を集める福岡市出身の陶芸家で、あすから福岡市の県立美術館で初めての大規模な展示会を開催します。
23日は、報道陣向けに内覧会が行われ、はじめに鹿児島さんが、会場の入り口に設置する看板を制作する様子が公開されました。
鹿児島さんは縦2メートル70センチ、横3メートル60センチの板にチャコールグレーの絵の具で植物に囲まれて楽しげな馬や犬などの姿を1時間ほどで描き上げました。
会場には、あわせて300点にのぼる器やインテリアなどが展示されていて、このうち、直径36センチの食器には、傘の金具を使って掘った花が6輪描かれていて、鮮やかな黄色に色づけされています。
また、だ円形の皿には、穏やかな表情のライオンのそばにピンクやオレンジの花が描かれカラフルなデザインになっています。
県立美術館の学芸員の中島由実子さんは、「鹿児島さんの作品は、使う人のことを考えてデザインされている。自分の生活に取り入れたらどうなるかを想像して楽しく見て欲しい」と話していました。
この展示会は、24日から6月23日まで県立美術館で行われます。