山本作兵衛の炭坑記録画の原画を披露する企画展 田川

ユネスコの「世界の記憶」に登録された山本作兵衛の炭坑記録画の原画を披露する企画展が田川市で開かれています。
この企画展は「田川市石炭・歴史博物館」で開かれユネスコの「世界の記憶」に登録された山本作兵衛の炭坑記録画580点あまりのうち明治から大正時代にかけての炭坑の仕事の様子を描いた原画など25点が展示されています。
このうち「低層炭尺無」はふんどし姿の男性が掘り出した石炭を女性が運搬用のそりの中に入れる、明治中期の採掘の様子を描いています。
また、「仕繰方先山後山」は坑道の修理にあてるため、木材を女性がのこぎりで切って男性がおので削るさまを描いています。
田川市石炭・歴史博物館の福本寛学芸員は「今回の原画は明治から大正にかけての筑豊の炭坑の仕事の様子を中心に展示していますのでぜひ見てもらいたい」と話していました。
この企画展は5月26日まで開かれています。