県の4施設に企業名など入れたネーミングライツを導入 公募へ

福岡県は、県営公園やスポーツ施設など4つの県有施設について、整備費用を確保するため、企業の名前などを入れた愛称をつける権利、「ネーミングライツ」を導入し、ことし6月から募集することにしています。
「ネーミングライツ」が導入されるのはももちパレスの通称で知られる福岡市早良区の「県立ももち文化センター」と春日市の「県営春日公園」の野球場と庭球場と球技場、それにアクシオン福岡の通称で親しまれている福岡市博多区の「県立スポーツ科学情報センター」と「県立総合プール」のあわせて4つの県有施設です。
公募に応募できるのは、企業や法人が対象で、契約期間はそれぞれことし9月1日から令和9年3月31日まで、提案最低金額は年額で202万から500万までに設定されています。
県によりますと、各施設はコロナ禍のあと利用者が増えている一方、建設から年数が経過していて整備を進めたい考えで、ネーミングライツで財源を確保して施設の利便性の向上につなげていくことにしています。
応募期間は6月10日から19日までです。
福岡県財産活用課は「それぞれの施設が地元に親しまれているので県と命名権者でともに盛り上げてもらえるような企業に応募してほしい」と話しています。