国の特別史跡「王塚古墳」で春の特別公開にぎわう 桂川町

色彩豊かな壁画で知られる桂川町の「王塚古墳」で春の特別公開が開かれ、大勢の人でにぎわいました。
桂川町寿命にある「王塚古墳」は6世紀前半につくられたとされる全長およそ86メートルの前方後円墳で、石室に色彩豊かな壁画が描かれた装飾古墳として国の特別史跡に指定されています。
毎年春と秋に石室内部の特別公開が行われていて、石室の入り口付近につくられたガラス窓から内部の様子を見ることができます。
石室は幅がおよそ3メートル、奥行きが7メートルほどあり、壁全体が赤く塗られているほか、人が馬に乗った絵や植物のわらびに似た文様などが描かれています。
訪れた人たちは、担当の学芸員からどのような文様が描かれているかなどの説明を受けながら見学していました。
また、近くにある王塚装飾古墳館では、石室のレプリカが展示されていて、中に入って描かれている文様などを詳しく確認していました。
春日市から訪れた女性は「色は薄くなっていましたが昔の様子がわかって楽しかったです」と話していました。
また、小学3年の女の子は「見たことがない模様が描かれていてすごいと思いました」と話していました。