豪雨被災の復興に取り組む朝倉市に移住定住交流センター完成

7年前の九州北部豪雨で甚大な被害を受け、被災地の復興に取り組む、福岡県朝倉市に移住や定住を促進する拠点施設が完成し、21日記念の催しが開かれました。
「コンネアサクラ」と名付けられたこの施設は、移住や定住を促進して人口を増やし、被災地の復興を後押ししようと、朝倉市が甘木鉄道の甘木駅前に設置しました。
21日、関係者およそ100人が参加して記念の催しが開かれ、林裕二市長などがテープカットを行って完成を祝いました。
施設はプレハブ造りの2階建てで、延べ床面積は77平方メートル、1階には移住や空き家についての相談窓口があり、2階には市外の人たちとの交流イベントなどを行うスペースが設けられています。
また、室内に配置されたテーブルは、市の職員や地元の高校生が廃材を使って製作しました。
施設は22日から運用が始まり、平日の午前9時から午後5時まで、市の職員などが施設に常駐して相談などに応じることにしています。
式典のあと、林市長は、「若い人たちに朝倉市の魅力を感じてもらい、豊かな自然の中で暮らすことを実現してもらいたい」と話していました。