県内在住の外国の子どもたちに母国語などの教室開設 福岡市

福岡県内で暮らす中国などの外国の子どもたちに、母国のことばや文化に触れてもらう機会を提供しようという教室が福岡市に開設されました。
この教室は、県内で暮らす外国人を支援している福岡市のNPO法人が博多区内に開設し、20日、開所式が行われました。
式では、NPO法人の代表の山下ゆかりさんが「多文化が共生する社会を日本全体で作ろうとしていく中、海外の子どもたちは社会を支えてくれる一員だ。いまからしっかりサポートしたい」とあいさつしました。
教室は、中国やベトナム、それにネパールの小学生以下が対象で、式のあと早速、中国の子どもたちが中国語の絵本を読んだり、発音のしかたを学んだりしていました。
今後は5月半ばごろからの毎週日曜日に、それぞれの国の出身者が読み書きや文化について教えるということです。