キンポウゲなど春の野草が花咲かせる 大牟田市 三池山

大牟田市の三池山で、キンポウゲやカノコソウなどの春の野草が黄色や薄紫の小さな花を咲かせ、登山客を楽しませています。
三池山は大牟田市の南東部にあり、晴れた日には、山頂から大牟田の街や有明海が一望できます。
この時期、山頂近くでは、黄色い小さな花を付けたキンポウゲや薄紫色の花を咲かせたカノコソウ、それに白いスズランのような花が特徴のナルコユリといった春の野草が見頃を迎えています。
19日は、天気もよく、ハチなどの昆虫たちも花にとまって蜜を集めていました。
20年ほど前から、登山道などの整備活動にあたっている「三池山を守り楽しむネットワーク」の藤木賢一さんによりますと、以前は、ツタやセイタカアワダチソウなどが生い茂っていましたが、草刈りを行うなどして日当たりが良くしたところ野草が増え、景色と共に花を楽しむ登山客も多くなったということです。
藤木さんは「ここは有明海を中心に、雲仙や遠くは天草も見ることができるビューポイントで、ぜひおすすめしたいです」と話していました。
三池山のキンポウゲなどは5月中旬まで見頃が続きそうだということです。