漁業通じたつながりで義援金 宗像市の漁協代表ら石川県輪島へ

漁業を通じてつながりがあるとされる能登半島地震の被災地を支援しようと、宗像市の漁業協同組合の代表などが義援金を届けるため、石川県輪島市に向けて出発しました。
出発に先立って、17日は義援金を集めるための募金箱の1つが設置された宗像市の宗像大社に関係者が集まり、参拝を済ませました。
市などによりますと、市内の鐘崎地区ではおよそ450年前、当時の人々がよい漁場を求めて日本海側の各地に移住し、能登半島地震の被災地となった石川県輪島市の海士町もその1つだということです。
漁協などはこうしたつながりを知る地元の人からのアドバイスを受けて義援金を送ることを決め、およそ2か月間で合わせて460万円余りが集まったということです。
宗像漁業協同組合で代表理事組合長を務める八尋時男さん(71)は、「深い縁を感じ、何らかの形で支援できたらと思っていました。漁に行けないことが一番心配です。義援金は海士町のみなさんで話し合って使ってほしいです」と話していました。
八尋さんをはじめ、宗像大社や市の代表など7人は、18日輪島市役所を訪れ、義援金を届けることにしています。