北九州市若松区沖の響灘で貨物船どうしが衝突 けが人なし 

16日夜、北九州市の響灘で貨物船どうしが衝突する事故がありました。
双方の船の乗組員にけがはなく、これまでのところ油や積み荷の流出は確認されていないということです。
若松海上保安部によりますと、16日午後8時45分ごろ北九州市若松区の沖およそ2.8キロの響灘で、セメント運搬船「宝満山丸」と(2400トン)自動車運搬船「琉球エキスプレス5」が(1万0034トン)衝突しました。
衝突の影響で、セメント運搬船は船内が浸水し沈没するおそれがあったことから、乗組員11人は救命いかだに避難しその後、海上保安部の巡視艇に全員救助されました。
一方、自動車運搬船は自力での航行が可能で、事故からおよそ2時間半後に近くの岸壁に着岸しました。
双方の船の乗組員にけがはなく、これまでのところ油や積み荷の流出は確認されていないということです。
海上保安部はそれぞれの船の損傷の状況を確認するとともに、関係者から事情を聞くなどして、事故の詳しい原因を調べることにしています。