SNS通じ恋愛感情 1160万円余だまし取られる 福岡市

SNSを通じて恋愛感情を抱かせた上で金をだましとるいわゆる「SNS型ロマンス詐欺」の手口で、福岡市の40代の女性があわせて1160万円あまりをだまし取られていたことがわかり、こうしたSNSを通じた詐欺の被害が急増していることから警察が注意を呼びかけています。
警察によりますと、福岡市南区に住む42歳の会社員の女性は、3月、SNSで日本人男性を名乗る人物と知り合い、メッセージをやりとりするうちに恋愛感情を持ったということです。
その後、この人物から金についてのうその投資話をもちかけられ、女性は指示されるままに指定された口座にインターネットバンキングで9回にわたってあわせて1160万円あまりを振り込み、だまし取られたということです。
この人物と連絡が取れなくなったことから女性が詐欺に気づき、15日になって110番通報したということです。
警察は、SNSを通じて恋愛感情を抱かせた上で投資などの名目で金をだましとる、いわゆる「SNS型ロマンス詐欺」として捜査しています。
SNSを通じた投資詐欺や「ロマンス詐欺」の被害はこのところ全国的に急増していて、福岡県内でも高額な被害が相次いでいます。
警察は、SNSでの投資話は詐欺を疑い、金を振り込まないよう、注意を呼びかけています。