八女市の新庁舎が完成し記念式典

施設の老朽化などに伴い、建設が進められていた八女市の新庁舎が完成し、14日記念式典が開かれました。
八女市の新庁舎は、建設から50年以上がたつ、現在の庁舎の老朽化などに伴って2年前から建設が進められてきました。
14日は、関係者およそ80人が参加して記念の式典が開かれ、三田村統之市長などがテープカットして完成を祝いました。
完成した新庁舎は鉄筋コンクリート製の5階建てで、延べ床面積はおよそ1万1000平方メートルあります。
正面入り口のひさしの天井や、相談窓口のテーブルや床、それに議場の壁などには、地元産の杉がふんだんに使用されています。
また大地震に対応するため免震構造が採用されていて、災害の際には、多目的室が市民の避難所として利用されるほか、3階の大会議室にはマルチモニターを設置して、災害対策本部として活用することにしています。
新庁舎ではこのあと、通信システムの整備や備品の搬入などが行われ、5月7日から利用が開始されます。
式典のあと、三田村市長は、「この新庁舎を市民の交流の場や絆づくりの場、さらには災害救助の拠点として、しっかり利用してもらいたい」と話していました。