「溶連菌感染症」の一種の感染症が引き続き警報レベル

福岡県は直近1週間に確認された感染症の感染者数を発表し、「溶連菌感染症」の一種の感染症が引き続き警報レベルとなっています。
県は基本的な感染対策を行うよう呼びかけています。
福岡県は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症の発生動向について、4月1日から7日までの1週間に定点把握された感染者数を発表しました。
このうち、主に子どもが感染し発熱やのどの痛みなどの症状が出る「溶連菌感染症」の一種、「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」は1医療機関あたりの平均が4.03人で前の週の0.73倍と減少していますが、県は12週連続で警報を出して警戒を呼びかけています。
また、手や足の壊死などを引き起こし、死に至ることもある「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」と呼ばれる感染症は2人確認され、県は傷口を清潔にしたり、せきやくしゃみのあとは手を洗ったりして予防するよう呼びかけています。
このほか、インフルエンザの感染者数は前の週より551人減って415人でした。
1医療機関あたりの平均は2.10人で、前の週の0.43倍に減少しています。
新型コロナの感染者数は565人で、前の週より176人減りました。
1医療機関あたりの平均は2.85人と前の週の0.76倍に減っています。
福岡県は「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は減少しているもののまだ警報レベルで油断は出来ないので、引き続き手洗いやうがいなどの感染対策を行って欲しい」としています。