福岡県警の機動隊に初の女性の幹部や隊員 訓練の様子を公開

福岡県警察本部の機動隊に、この春、初めて女性の幹部や隊員が配属され、11日、訓練の様子が公開されました。
福岡市東区にある福岡県警の第一機動隊は、大規模な会議やイベントでのテロ対策や、災害現場での人命救助といった任務にあたります。
この春の人事異動で中村典子副隊長やおよそ10人の女性隊員が加わり、11日、訓練の様子が報道陣に公開されました。
樋口彩子小隊長の指揮のもと、隊員たちは暴動が起きたという想定で警備態勢の作り方や盾の構え方、それに火炎瓶や石が投げられた際の対応などを確認していました。
訓練のあと、中村副隊長は「強じんで屈強な部隊である第一機動隊に、私なりの視点を加えてさらに強くて優しい最強部隊にしていきたい」と話していました。
福岡県警では昨年度kの時点で、女性警察官の割合が10パーセントと全国で最も低く、女性の活躍を推進しようと、これまで配置してこなかったポストや部署への女性の登用を進めています。
福岡県警察本部は「引き続き女性職員の積極的な採用・登用や施設面の整備をはじめ、すべての職員が働きやすい職場環境づくりを推進していく」としています。