大牟田で定員倍増の学童保育所が完成 待機児童の解消目指す 

大牟田市では、待機児童の解消を目指して定員を従来の2倍に増やした学童保育所が完成し、10日、関係者に公開されました。
関係者に公開されたのは、去年11月から建て替え工事が進められてきた大牟田市の三池学童保育所です。
学童保育所は、木造2階建てで、延べ床面積が300平方メートル余りです。
定員は、建て替え前の2倍の80人になり、木をふんだんに使った内部は開放感があります。
また、1階と2階それぞれにキッチンがあり、車いすに乗ったまま使えるトイレが1階に設置されています。
10日は、市の担当者が見学に訪れた市議会議員などに特徴を説明していました。
待機児童の解消に取り組む大牟田市は、今年度、学童保育所の建て替えや新設を進めていて、これにより市内の学童保育所の定員は前の年度から160人多い、960人になるということです。
大牟田市子ども育成課の橋本浩二課長は「待機児童が大きな課題になっていたため、建て替えと新たな学童保育所の設置を行いました。今後も取り組みを進め、1日でも早く待機児童を解消したいです」と話していました。