自転車通学生にヘルメット着用呼びかけ 県立小倉東高校

新学期を迎え、北九州市にある県立高校では、自転車通学の生徒たちに生徒会や警察が去年4月から努力義務化されたヘルメットの着用を呼びかけました。
呼びかけを行ったのは、北九州市小倉南区にある県立小倉東高校の生徒会のメンバーと警察官などおよそ30人です。
10日は通学の時間にあわせて校門の前に立ち、自転車通学の生徒たちにチラシを渡してヘルメットの着用などを呼びかけました。
小倉東高校は自転車のヘルメット着用推進活動を行う福岡県警指定の「モデル校」で、新年度からヘルメットの所持を自転車通学の条件としています。
生徒会長の西野翔さんは、「ヘルメットは強制ではありませんが自転車通学の生徒全員が100%ヘルメットをかぶってくれるように呼びかけを続けていきたい」と話していました。
警察によりますと、県内では去年7月の調査で、自転車のヘルメットの着用率は10パーセントにとどまり、年代別では高校生の着用率が最も低く、3.5パーセントとなっています。
小倉南警察署の荒木浩司交通課長は「自転車での死亡事故はおよそ6割が頭部に致命傷を受けているので、命を守るためにもヘルメットの着用をお願いしたい」と話していました。