福岡市医師会 ”はしか 子どもの定期接種以外は抗体検査を”

全国で「はしか」の感染者が増え、ワクチンの需要が高まる中、福岡市医師会は、子どもの定期接種の対象以外の人が不安を感じる場合はまず「抗体検査」を受けるよう呼びかけています。
福岡市医師会によりますと、福岡県内では3月27日の時点で「はしか」の感染者の報告はないもののワクチンに関する問い合わせは増えているということです。
しかし、ワクチンの供給量には限りがあるため、子どもの定期接種を優先的に進めています。
そのうえで「定期接種の対象以外の人が不安を感じる場合は抗体検査をうけて、ワクチン接種の必要があるかを確認してほしい」と呼びかけています。
また、主に子どもが感染し発熱やのどの痛みなどの症状が出る「溶連菌感染症」の一種、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎についても、感染の報告が多い状況が続いているということです。
医師会によりますと新型コロナの感染者数が減少傾向にある一方で、別の感染症の患者が増加傾向にあるということで手洗いやマスクの着用などの感染対策を行ってほしいとしています。