おめでとう17歳の誕生日国内水族館唯一のオス ラッコのリロ

国内の水族館に3頭しかいないラッコのうちの1頭で、福岡市の水族館で飼育されている「リロ」が17歳を迎え、誕生日を祝うイベントが開かれました。
誕生日を迎えたのは、福岡市の水族館マリンワールド海の中道で飼育されているラッコのリロです。
国内の水族館では3頭しかいないラッコの中で唯一のオスです。
集まった多くのファンからのバースデーソングで祝福を受けたあと、飼育員から、リングのおもちゃや好物の殻のついた貝を5個、プレゼントされました。
リロは、貝の殻を岩に打ちつけて割り、中の身をおいしそうに食べていました。
水族館によりますと、ラッコは平均寿命が20歳くらいで17歳のリロは人間でいうと70歳から80歳くらいにあたるということです。
新潟市から駆けつけたという30代の女性は「ふだんはSNSで見ていてきょう初めて実際に会えました。かわいくて感激しました」と話していました。
福岡市に住む11歳の男の子は「歌でお祝いできて良かったです。長生きしてほしいです」と話していました。
飼育員の秋吉未来さんは、「多くの人に祝ってもらい、ありがたいです。ふだんから食欲旺盛で、きょうも元気に貝を食べていました。1日でも長生きしてほしいので、これからも体調管理に気をつけていきたいです」と話していました。