「SNS型投資詐欺」福岡市と大牟田市で計4000万円の被害

SNSを通じてうその投資話などで金をだまし取る「SNS型投資詐欺」の被害に歯止めがかかりません。
福岡市の50代の男性や大牟田市の40代の女性があわせておよそ4000万円をだまし取られる被害にあっていたことが新たにわかり、警察は、SNS上の投資話はすべて詐欺だと疑うよう、強く注意を呼びかけています。
警察によりますと、福岡市博多区の58歳の男性は、2月SNS上の投資に関する広告にアクセスしたことをきっかけに実在する著名人を名乗る人物からSNSのグループに招待されたということです。
その後、「アシスタント」を名乗る別の人物を紹介され、男性は指示されるままに「金の投資サイト」だとするサイトに登録した上、指定された口座に7回にわたってあわせて2045万円を振り込みだまし取られたということです。
また、大牟田市の44歳の女性も、去年11月から12月にかけてSNS上の広告をきっかけに著名な投資家を名乗る人物とつながり、アシスタントを名乗る人物から金の投資をすすめられてあわせて1900万円を振り込みだまし取られたということです。
SNSでやりとりを重ねて投資などの名目で金をだまし取る「SNS型投資詐欺」の被害が全国的に急増していて、福岡県内でも高額な被害が相次いでいます。
警察は詐欺事件として捜査するとともにSNS上の投資話はすべて詐欺だと疑うよう強く注意を呼びかけています。