12年ぶりの県立特別支援学校 糸島市に新設 4月8日始業式

糸島市に新設された県立の特別支援学校の内覧会が行われました。
障がいのあるなしなどにかかわらず、子どもたちが地域の人と新たな価値を創りあげる「共創」を理念の1つに掲げています。
糸島市に新設されたのは県立糸島特別支援学校で、29日報道陣向けの内覧会が行われました。
校舎は3階建てで、保健室や音楽室などの教室の情報が、文字ではなく絵を用いた「ピクトグラム」で表示されています。
また、廊下の天井を色分けすることで、教室の場所や自分のいる位置がわかるように工夫されています。
学校は、糸島に親しむ「愛郷」、「夢」、それに障がいのあるなしや国籍の違いなどにかかわらず、子どもたちが地域の人と新たな価値を創りあげる「共創」を理念に掲げています。
始業式は4月8日、入学式は翌9日に行われ、小学部から高等部までのあわせて96人が学ぶということです。
県立の特別支援学校の開校は12年ぶりで、清水満校長は「この学校をつくってほしいという関係者の願いや思いを受け止めながら準備をしてきました。愛郷、夢、共創、そんな子どもたちを育てていく学校にしたいです」と話していました。