博多港と北九州空港が自衛隊など訓練可能な空港・港湾に指定へ

防衛力の強化に向けて、政府は、自衛隊や海上保安庁が訓練などで円滑に使えるように整備・拡充する「特定利用空港・港湾」に、福岡県の博多港と北九州空港を指定する方向で最終調整に入りました。
政府は、有事に備え、各地の空港や港を「特定利用空港・港湾」に指定し自衛隊と海上保安庁の航空機や艦船などが訓練などで円滑に使えるように整備・拡充する方針で、自治体と協議しながら指定先の検討を進めてきました。
その結果、福岡県内では博多港と北九州空港を指定する方向で最終調整に入りました。
政府は全国のあわせて16の空港と港を指定する方向で空港は、那覇空港、宮崎空港、長崎空港、福江空港、北九州空港の、九州沖縄の5か所です。
港は、石垣港、博多港、高知港、須崎港、宿毛湾港、高松港、室蘭港、釧路港、留萌港、苫小牧港、石狩湾新港の、九州・沖縄、四国、それに北海道の11か所です。
政府は、いずれの空港や港も、民間の利用が主体であるのは維持しつつ、必要に応じて滑走路の延伸や岸壁の拡張などを進める計画で、近く関係閣僚会議を開いて正式に決定し、実施に移していく方針です。