「外国人の就労・生活相談を一括で」 福岡県が窓口を開設へ

外国人が安心して生活できる環境を整えることで海外から人材を呼び込もうと、福岡県は、県内で暮らす外国人が抱える就労や生活の相談を一括で受け付ける窓口をことし秋に福岡市に開設することにしています。
福岡県ではこれまで県内で暮らす外国人の相談を福岡市中央区の外国人相談センターで受け付けてきましたが、複数の機関にまたがる相談内容については利用者がそれぞれの機関に出向く必要がありました。
県はこうした状況を改善し、外国人が安心して生活できる環境を整えることで海外から人材を呼び込もうと、関係する機関の担当者が1か所に集まり、就労や生活の相談を一括で受け付ける窓口をことし秋に福岡市のアクロス福岡に開設することにしてます。
窓口は仮称が「FUKUOKA IS OPENセンター」で福岡県出入国在留管理局や福岡労働局、県弁護士会などが一体で対応し、子どもの教育や医療まで幅広く相談に応じます。
県はこうした取り組みを県内の深刻な人手不足の解消や国際金融機能の誘致など海外の高度な人材の受け入れにもつなげたい考えです。
県は「海外人材の多彩なステージでの活躍を支援するため、生活や就労、在留資格などに関わる相談体制を強化したい」としています。