ソフトバンク育成3選手が1軍の試合に出場できる支配下選手に

ソフトバンク育成3選手が1軍の試合に出場できる支配下選手に

プロ野球、ソフトバンクは育成選手の3人を1軍の試合に出場できる支配下選手に登録しました。
ソフトバンクは19日、育成選手の仲田慶介選手、緒方理貢選手、そして川村友斗選手の3人を1軍の試合に出場できる支配下選手に登録しました。
仲田選手は福岡県出身の24歳。
福岡大学から育成ドラフト14位でおととしソフトバンクに入団しました。
内外野を守り、打撃は両打ちの器用さが持ち味です。
背番号は「155」から「69」となりました。
仲田選手は「ようやくプロ野球選手としてスタートラインに立てたという喜びと、これから1軍の戦力として活躍しないといけないという危機感を感じている。小さいころから見てきた球団なので、しっかり活躍したい」と話していました。
緒方選手は宮崎県出身の25歳。
育成ドラフト5位で3年前に駒澤大学から入団しました。
おととし、ウエスタン・リーグでトップの17盗塁をマークした俊足が持ち味です。
背番号は「127」から「57」となりました。
緒方選手は「支配下登録の電話がかかってきたときにはガッツポーズをした。悔しい思いも苦しい経験もたくさんしたが、1年1年が勝負だと思ってここまで来ることができた」と話していました。
川村選手は北海道出身の24歳。
仙台大学から育成ドラフト2位でおととし入団しました。
長打力が持ち味の外野手で、去年はウエスタン・リーグで6本のホームランをマークしました。
背番号は「132」から「61」となりました。
川村選手は「今まで応援してくれた人に感謝の気持ちが生まれ、よりいっそう頑張らないといけないと感じた。1軍の戦力になれるようなアピールをしていきたい」と話していました。
ソフトバンクは昨シーズンから12球団で初めて4軍を創設し、最多の50人あまりの育成選手を抱えています。
こうした中、昨シーズン、支配下選手に登録されたのは1人で、育成選手のモチベーションアップが課題となっていました。
三笠杉彦ゼネラルマネージャーは「去年、4軍制を始めて、多くの有能な育成選手を抱えている中で、選手たちに頑張ってもらう状況を作ることが課題の1つだった。3人がキャンプ、オープン戦と成長して1軍の戦力として十分に計算できるところまできたので登録した」と話しています。