災害時のスマホ活用を高校生・大学生が高齢者に教える 飯塚市

飯塚市で高校生や大学生が講師役を務め、高齢者に災害時などのスマートフォンの活用方法を伝える教室が開かれました。
この教室は飯塚市のシルバー人材センターが高齢者に災害などの緊急時に備えてスマートフォンの使い方を知ってもらおうと開きました。
講師役を務めたのは地元の高校生や大学生6人です。
参加した高齢者ひとりひとりに学生がついて、災害時に危険な場所の情報や避難所の情報を確認するための複数のアプリの使い方を丁寧に教えました。
このほか、スマートフォンに備わっている緊急通報の機能についても説明していました。
参加した75歳の男性は「スマートフォンを利用して何かあったときには近所の人たちとやり取りをしたいと思います」と話していました。
講師役を務めた大学4年の学生は「まずは自分がいるところが危険な場所であるかないかを知ってもらい、どこに避難所があるかを把握して、自分の身を守ってもらうことを意識して欲しいです」と話していました。
飯塚市シルバー人材センターの山上紀彦事務局長は「災害に対する関心が能登半島地震以降高まっていると思います。参加する人からの要望で始めたので不安の解消などに少しでも助けになってもらえればと思います」と話していました。