春闘の労使交渉でJR九州 ベースアップ過去最高を回答

JR九州の春闘の労使交渉で、経営側は、基本給を引き上げるベースアップとして、過去最高となる月額平均2万円余りの賃上げを回答しました。
発表によりますと、JR九州の春闘の労使交渉で、経営側は15日基本給を引き上げるベースアップとして、月額平均2万339円、率にして7. 7%の賃上げを組合に回答しました。
ベースアップの水準は過去最高で、定期昇給を含めると、全体の引き上げの幅は平均で9.3%になるということです。
さらに、仕事と子育ての両立を支援するため、▽短時間勤務や▽深夜勤務の免除の施策を拡充するほか、◇働く地域を限定する制度も新たに設けるとしています。
一方、西鉄=西日本鉄道は、春闘の労使交渉で、組合員1人あたり月額平均1万2800円の賃上げを回答しました。
引き上げの幅は30年ぶりの水準だということです。
物価高を上回る賃上げの実現が焦点となることしの春闘は、今週が大きな山場で、福岡県内の企業でも去年を上回る賃上げの回答が相次いでいます。