春闘集中回答日 安川電機月額1万3000円賃上げ 過去最高

春闘の集中回答日の13日、北九州市に本社を置く産業用ロボット大手の「安川電機」は、基本給を引き上げるベースアップ相当分として、過去最高となる月額1万3000円の賃上げで満額回答しました。
安川電機では、13日午前、北九州市の本社で春闘の労使交渉が行われ、経営側が組合の代表に書面で満額回答を伝えました。
それによりますと、基本給を引き上げるベースアップ相当分として、新年度から月額1万3000円の賃上げを行います。
定期昇給分とあわせた賃上げの幅は平均で月額2万円余り、率にしておよそ6%となり、ベースアップ相当分も含め、いまの要求方式になった1998年以降で最も高いということです。
賃上げの理由について、林田歩上席執行役員はNHKの取材に対し、「日本全体がインフレに対してどのように対応するかという大きな課題がある。一企業としてきちんと答えなければならない」と述べました。
物価高を上回る賃上げの実現が焦点となることしの春闘は13日が集中回答日で、地方に本社を置く企業にも去年を超える水準での賃上げの動きが出ています。