櫛田神社で「ぎなん祭」 ご神木の大いちょうの不老長寿を祈る

樹齢1000年以上とされる福岡市の櫛田神社のご神木、大いちょうの不老長寿や博多の繁栄を祈る「ぎなん祭」が行われました。
福岡市博多区の櫛田神社には、樹齢1000年以上、幹の回りが最大16メートルあるご神木の大いちょうがあります。
博多のことばで「ぎんなん」を「ぎなん」と言うため、この木は「櫛田のぎなん」と呼ばれて地元の人たちに親しまれています。
12日は、大いちょうのまわりで「ぎなん祭」が行われ、氏子や博多祇園山笠の関係者などおよそ90人が集まり、神事が行われました、このあと参列者はいちょうの木を囲み、肥料としてだんご状のおからを木の根元にまいて、大いちょうの不老長寿や博多の繁栄を祈りました。
最後に、全員で「さても見事な櫛田のぎなん」と歌詞にある「博多祝い歌」を歌い、「手一本」で締めくくりました。
櫛田神社の権禰宜の高山定史さんは「このご神木は樹齢1000年以上でそこから不老長寿、健康に御利益があると言われている。参拝者にも延命長寿を祈願していただければと思う」と話していました。
「ぎなん祭」を終えた「櫛田のぎなん」は、4月には青々とした新芽に包まれるということです。