外国人対象の防災訓練 災害の基礎知識など学ぶ 古賀市

県内に住む外国人を対象にした防災訓練が古賀市で行われ、参加した外国人たちが災害に関する基礎知識やハザードマップの見方などを学びました。
この防災訓練は福岡県は3年前から県内に住む外国人の住民を対象に各地で行っているもので、古賀市で行われた11日の訓練にはネパールや中国からの留学生など24人が参加しました。
福岡県によりますと去年6月末の時点で、県内にはおよそ9万3000人の外国人が暮らしていますが、災害や避難に関する情報の不足が課題になっているということです。
訓練では防災の専門家が講師を務め、「地震」や「津波」、「警報」など危険を知らせる情報を理解するために必要な日本語を説明したうえで、地震が来たら机の下に隠れることや避難するときは水や食料を持って行くことなどを説明していました。
このあと留学生たちは防災士などと一緒に実際のハザードマップを見て、自宅に近い避難所や高い建物がある場所などを確認していました。
参加したネパールからの留学生は「地震や大雨の時にどうすればいいのか今までわからなかったけど、すべて教えてもらうことができてよかった」と話していました。