福岡市の市立中学校で卒業式 約12800人が学びやに別れ

福岡市で、7日、市立の中学校の卒業式が行われ、卒業生たちが3年間過ごした学びやや友達に別れを告げました。
福岡市では、離島などを除いた67の市立の中学校で7日、一斉に卒業式が行われ、およそ1万2800人が卒業を迎えました。
このうち福岡市西区の西陵中学校では卒業生100人が緊張した表情で式に臨み、クラスごとに代表の生徒が吉瀬竜二校長から卒業証書を受け取りました。
吉瀬校長は「この先、苦しい場面で、先生に鍛えてもらったり指導してもらったりしたことを思い出して、その苦しさや厳しさを乗り越えようとしたときに、私たちは君たちを教育してよかったと思います。『最善はこれからやってくる』のでそれを忘れずにいてください」とエールを贈りました。
このあと、卒業生を代表して、田中縞さんが「西陵中学校で学んだいろいろなことを駆使して前に進んでいきます。これまで守って、育てていただいて、本当にありがとうございました」と卒業のことばを述べました。
そして、卒業生全員でステージに立って「旅立ちの日に」を合唱し、学校や教師たちとの別れを惜しんでいました。
卒業生の男子生徒は「入学した時は新型コロナの影響で部活動の大会とかに制限がありましたが、最後の大会ではいろいろな人に応援してもらえたのが一番の思い出です」と話していました。