筑豊地域 半導体関連企業の誘致へ工業団地整備 飯塚市など

半導体関連企業の誘致を目指して、筑豊地域の自治体では、大規模な工業団地を整備する動きが相次いでいます。
このうち、飯塚市では1970年に閉山した嘉穂炭鉱の跡地およそ25ヘクタールを新たに工業団地として整備を進めます。
飯塚市によりますと、この跡地は去年3月までは、鉱山の開発などを行う日鉄鉱業が工場として使っていましたが、市が用地として購入し、仮称で「飯塚あかね工業団地」として整備する計画です。
熊本県で半導体の受託生産で世界最大手、台湾のTSMCの日本で初めての工場が完成する中飯塚市としては半導体関連企業を誘致したい考えです。
跡地は、福岡県のほぼ中央に位置し、福岡空港、北九州空港から車で1時間、大分自動車道の筑後小郡インターチェンジまで車で35分の距離で、TSMCの工場まで、2時間かからずに行くことが出来るといい、市の担当者は、「アクセスの良さをいかして、誘致に取り組みたい」としています。
飯塚市は、2028年度中の完成を目指すことにしています。
また嘉麻市も、半導体関連企業の誘致を目指して新たに山野地区の土地12ヘクタールを購入し、工業団地として整備し、半導体関連の企業を誘致したい考えで、2028年度中の完成を目指すということです。