北九州「鳥町食道街」付近の火災で焼けた建物の解体作業始まる

ことし1月、北九州市中心部の「鳥町食道街」の付近で起きた火災の現場で、焼けた建物の解体作業が本格的に始まりました。
ことし1月3日、北九州市小倉北区の「鳥町食道街」付近で発生した火災では、一帯の36店舗、2700平方メートル余りが焼け、現場にはおよそ2000トン以上とみられる大量のがれきが残されています。
4日は「鳥町食道街」に隣接する通りで焼けた2つの店舗を解体する作業が本格的に始まり、作業員が重機を使って慎重に取り壊していきました。
今後、この場所をさら地にして作業スペースなどを確保したうえで、「鳥町食道街」に残されたがれきについても建物の所有者らが3月中に業者に撤去作業を発注する予定だということです。
建物の解体やがれきの撤去にかかる費用は寄付金で賄われる予定で、北九州商工会議所によりますとこれまでにクラウドファンディングや募金でおよそ5600万円が寄せられているということです。
4日に解体された建物の所有者の河合洋美さんは「建設から100年近くたっていたので無くなってしまうのは寂しいですがこれから皆さんと協力して復興できたらと思います」と話していました。