インフルエンザと溶連菌感染症の一種 感染者が減少も警報継続

福岡県は直近1週間に確認された感染症の感染者数を発表し、インフルエンザと「溶連菌感染症」の一種の2つの感染症は減少傾向にあるものの引き続き警報レベルとなっています。
県は手洗いや適切なマスクの着用などを呼びかけています。
福岡県は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症の発生動向について、2月19日から25日までの1週間に定点把握された感染者数を発表しました。
このうち、インフルエンザの感染者数は4778人で前の週より2562人減少しました。
1医療機関あたりの平均は24.13人で、前の週の0.65倍に減少しましたが県は14週連続で「インフルエンザ警報」を出し、警戒を呼びかけています。
また主に子どもが感染し発熱やのどの痛みなどの症状が出る「溶連菌感染症」の一種、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は1医療機関あたりの平均が6.14人で、前の週の0.86倍で県は6週連続で警報を出して警戒を呼びかけています。
新型コロナの感染者数は1330人で、前の週より484人減少しています。
1医療機関あたりの平均は6.72人と前の週の0.73倍に減少しています。
福岡県は「インフルエンザやA群溶血性レンサ球菌咽頭炎は感染者数が減少してはいるが、警報レベルであることに変わりはない。油断することなく、手洗い、うがいなどの感染対策をこれまで通り続けてほしい」と呼びかけています。