太陽光パネル販売で不当表示の福岡の2社に再発防止の措置命令

太陽光発電パネルなどの販売を手がける福岡市の2つの会社が、十分な根拠がなく自社のサイトで販売実績や顧客満足度が業界トップなどとうたっていたのは景品表示法の「優良誤認」にあたるとして消費者庁は再発防止などを命じる措置命令を出しました。
命令を受けたのは、いずれも福岡市で太陽光発電パネルなどの販売を手がける「新日本エネックス」と「安心頼ホーム」です。
消費者庁と公正取引委員会によりますと、2社は自社のサイトに「アフターフォローも充実の太陽光発電・蓄電池販売No.1」とか「口コミ満足度No.1」などと表示し、販売実績や顧客満足度が業界トップであるかのように掲載していました。
しかし、公正取引委員会などが調べたところ、表示の根拠となるリサーチ会社の調査は、商品の購入経験がない人も含め誰でも回答できるアンケートで、客観的な調査が行われていなかったということです。
消費者庁は景品表示法の「優良誤認」にあたるとしてこれらの会社に対し、違法な表示だったことを消費者に知らせたうえで再発防止などを求める措置命令を出しました。
2社はいずれもサイトから表示を削除したとしていて「再発防止に努めたい」とコメントしています。