幕末に建てられたとされる商家で手作りのひな人形展 飯塚

幕末のころに建てられたとされる飯塚市のかつての商家に手作りのひな人形などが飾りつけられ、訪れた人を楽しませています。
飯塚市勢田にある「旧松喜醤油屋」は、飯塚市全域で開かれているひなまつりの会場の1つとなっていて、地元のお年寄りなどがつくったひな人形やひな飾りなどおよそ100点が展示されています。
このうち森純子さん(70歳)はかわいらしい立ちびなをつくり、「顔の表情をつくるのに工夫しました」と話していました。
また、許斐富子さん(71歳)は直径20センチほどの台紙に押し絵でひな人形をつくったほか、大塚久枝さん(66歳)は、お手玉を使ってひな人形に仕上げ、「髪の毛を縫い合わせるのが難しかったです」と話していました。
会場を訪れた人は、歴史的な建物の中で担当者から大黒柱に残る傷などについて説明を聞きながら、華やかなひな飾りを楽しんでいました。
グループで訪れた地元の女性は「このたたずまいの中でかわいいおひな様と豪華なひな人形がマッチしていいなと思います」と話していました。
このひな飾りは3月3日まで楽しむことができます。