ダイハツ九州 出荷停止の指示が解除された10車種の生産再開

ダイハツ工業による国の認証取得の不正問題を受けて生産を停止していた大分県中津市のダイハツ九州は、出荷停止の指示が解除された10車種の生産を26日、2か月ぶりに再開しました。
中津市に本社があるダイハツ九州は親会社のダイハツ工業の不正問題を受けて、去年12月、中津市にある大分工場で製造している12車種すべての生産と出荷を停止しました。
このうち10車種については1月30日、出荷停止の指示が解除され、会社では26日からこれらの車種の生産を再開しました。
工場では26日午前5時ごろから「早番」と呼ばれる早朝から日中にかけてのシフトで働く従業員たちが車や自転車などで次々と出勤し、中には、数人で談笑しながら職場に向かう人もいました。
派遣社員だという40代の男性は休業中は仕事が全くなかったので生活が大変でした。久しぶりの早番なので体が重いですが、生産再開はうれしいです」と話していました。
ダイハツ九州では、出荷停止の指示が続く「ムーヴキャンバス」と「タフト」の2車種については少なくとも3月15日まで生産を停止するとしています。
一方、エンジンを製造している福岡県久留米市の工場については大分工場に先立って2月23日から稼働を再開しています。