インフルエンザと「溶連菌感染症」の一種 警報レベル続く

福岡県は直近1週間に確認された感染症の感染者数を発表し、警報レベルとなっているインフルエンザと「溶連菌感染症」の一種の2つの感染症はいずれも前の週から減少しました。
県は警報レベルであることは変わりないとして、引き続き手洗いや適切なマスクの着用などを呼びかけています。
福岡県は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症の発生動向について、2月12日から18日までの1週間に定点把握された感染者数を発表しました。
このうち、インフルエンザの感染者数は7340人で前の週より3844人減少しました。
1医療機関あたりの平均は37.07人で、前の週の0.66倍に減少しましたが県は13週連続で「インフルエンザ警報」を出し、警戒を呼びかけています。
また主に子どもが感染し発熱やのどの痛みなどの症状が出る「溶連菌感染症」の一種、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は1医療機関あたりの平均が7.16人で、県は5週連続で警報を出して警戒を呼びかけています。
新型コロナの感染者数は1814人で、前の週より494人減少しています。
1医療機関あたりの平均は9.16人と前の週の0.79倍に減少しています。
福岡県は「インフルエンザは感染者数は減少したが、学級閉鎖などは続いていて、まだ警報レベルであることに変わりはない。手洗いや適切なマスクの着用、人との距離の確保など感染対策を徹底して欲しい」と呼びかけています。