江戸時代から現代までの衣服の変遷を伝える企画展 芦屋町

芦屋町の資料館で江戸時代から現代までの衣服の変遷や裁縫の歴史を伝える企画展が開かれています。
この展示会は「芦屋町歴史民俗資料館」が企画したもので、それぞれの時代の衣服や裁縫道具などおよそ100点が紹介されています。
このうち江戸時代の作業着は300か所もの継ぎが当てられていて、当時は布が貴重で修繕を施しながら大切に着続けていたことがわかります。
また、戦後に出版されたファッション雑誌からは、人々が日常的に着る衣服が和服から洋服に変化し、洋裁文化が広がったことなどがうかがえます。
会場には主に江戸時代に使われていたという糸車や明治時代に使われるようになったドイツ製の手回し式のミシン、さらに、その後普及した足踏み式のミシンなども展示されていて裁縫などに使われる道具の変遷も知ることができます。
芦屋町歴史民俗資料館の山田克樹学芸員は「ミシンなどの技術的な変遷を知ることでそれにともなう女性の役割の変化を考えてもらいたい。今の生活とどれだけ違うか見てもらえたらうれしいです」と話していました。
この展示会は5月6日まで開かれています。