”能登地震の支援に” 中学生が野菜販売収益を福岡県に寄付

能登半島地震の支援に役立ててもらおうと、糸島市の中学生が、授業の一環で栽培したサツマイモなどの販売で得た収益18万円余りを、福岡県に寄付しました。
糸島市の志摩中学校の3年生は、昨年度から企業経営を学ぶ授業の中で模擬会社を立ち上げたうえで、農地を借りて育てた野菜を販売していて、今年度はサツマイモや夏野菜などを販売し、18万5500円の収益を得ました。
この収益を能登半島地震の支援に役立ててもらおうと、福岡県に寄付することを決め、19日は3年生を代表して生徒2人が県庁を訪れ、義援金が入った封筒を服部知事に手渡しました。
服部知事は「みなさんの心を添えて能登の方々へ送りたいと思います。心のこもった義援金、ありがとうございます」と述べました。
生徒の坂口慧伍さんは、「悲惨な状況を見て何かしなければいけないという使命感を持っていた。被災された方の役に立てばいい」と話していました。
また、西田菜々海さんは「自分たちで稼いだお金を人のために使えるのはやってきたかいがある。被災した方々の中には同世代の子もいるが、希望を捨てないで前向きに頑張ってほしいと思う」とエールを送っていました。