地下鉄七隈線の混雑緩和へ新たな車両導入し1時間に4本増へ

ラッシュ時の混雑緩和が課題となっている地下鉄七隈線について、福岡市は2027年度にかけて新たな車両を導入して、1時間あたりの運行本数を4本増やす計画を明らかにしました。
福岡市が運営する地下鉄七隈線は去年3月に天神南駅から博多駅までの区間が延伸開業して以降、外国人旅行客の増加などの影響で特に平日の朝と夕方のラッシュ時の混雑が課題となっていて、1日あたりの乗客数は今年度、12万3000人と過去最高を見込んでいます。
こうした中、福岡市は混雑緩和の対策として、2026年度から2027年度にかけて、新たに車両16両を導入して、1時間あたりの運行本数をいまより4本増やして現在の17本から21本に増やす計画を明らかにしました。
これによって、午前8時ごろのラッシュ時の混雑率が現在の130パーセントよりも15パーセント低くなると見込んでいます。
このほか、空港線・箱崎線は2025年3月までに車両の更新にあわせて増便し、1時間あたりの運行本数を1本増やした21本で運行し、ピーク時の混雑率が5パーセント下がると見込んでいます。
福岡市はこうした地下鉄の混雑緩和の対策として、新年度予算案に62億7400万円を盛り込んでいます。