国際金融都市へ福岡県が海外からの進出企業の人材確保を支援

国際金融都市を目指して、福岡県は、県内の人材紹介会社と協定を結び海外から進出してきた企業の人材確保を支援していくことになりました。
福岡県は福岡市や地元経済界とともに海外の金融機関などが集まるアジアを代表する国際金融都市を目指していて、これまでにアジアや欧米の23の企業が県内に進出しています。
こうした中、県はこのほど進出企業が人材の確保に苦戦しているとして複数の人材紹介会社に一括で求人を出すことができる仕組みを構築し、その事務局となる福岡市の会社と協定を結びました。
この仕組みでは、進出した企業から求人の相談を受けた県が事務局に問い合わせると、県内23の人材紹介会社に一斉に求人がかけられるため、効率的な人材確保につながることが期待されています。
服部知事は「金融機能を誘致する中で大きな力になると思っている。積極的に活用してこれからもしっかりと国際金融機能の誘致に努めていきたい」と述べました。
事務局を務める福岡市の人材紹介会社、「ACR」の藤井太一社長は「全国的にも自治体と民間の人材紹介会社が手を組んで1つの都市の発展のために協力し合うのは珍しい。力を合わせて取り組んでいきたい」と述べました。