自転車ヘルメットの着用を同世代などに呼び掛けるコンクール

自転車のヘルメットの着用を高校生が同世代の高校生などに呼びかける動画とポスターのコンクールが福岡県で行われ、12日、表彰式が行われました。
このコンクールは、福岡県では高校生を中心にヘルメットの着用率が低いことから行われました。
福岡県警察本部で行われた表彰式では、110点余りの応募作品から選ばれた受賞作品が発表され、岩下剛本部長が「周囲にも着用の輪を広げていただきたい」と述べました。
動画部門の最優秀賞作品は、自転車で交通事故にあったとき、ヘルメットを着用していなかった場合は致死率が4倍になることをグラフで示し、着用を呼びかけています。
動画を制作した高校2年生の松川大和さんは「高校1年生のときに自転車を運転中に事故にあい、頭を打っていたら命が危なかったと言われました。高校では着用している人はかなり少ない。今後の人生をよりよくするため着用して欲しい」と話していました。
警察によりますと、去年7月にあわせて1万1500人余りを対象に行った調査では、県内のヘルメットの着用率は10%と、全国平均の13.5%より低く、年代別では高校生が最も低く、3.5%にとどまっていました。